Ooimachi Project

現在施工中の物件のご紹介。

計画地は「見晴らし通り」の南側に面した崖状敷地で、その高低差は約6mある。この「見晴らし通り」はかつて品川の海や富士山が見えるほど見晴らしが良かったといわれている。古地図を見ると、計画地の階段を降りた先にある京急線、東海道辺りが海岸線となっている。そして建物の隙間から見える景色は、眼下に低層住宅の屋根が広がる高台の見晴らしとなっている。計画地は複雑な敷地であったため、3棟に分棟させる計画とした。分棟させることでどの住戸も採光・通風を確保することができ、棟間のスリットから品川の景色が見晴らせる形態となっている。また、梁型をできる限り外観に出さないように計画しているため、すっきりとスタイリッシュな外観となっている。集合住宅でありながら、建物をできる限り、独立させ一軒家のような建築を目指した。

年内竣工を目指している。