CLARITIA TORITSUDAIGAKU

名称

  • CLARITIA TORITSUDAIGAKU

場所

  • 東京都目黒区

用途

  • 共同住宅(22戸)

構造・規模

  • 壁式RC造・地上4階

設計監理

  • 株式会社AE総合計画
  • 構造設計:株式会社ブレン設計事務所
  • 機械設備・電気設備設計:加藤設備設計事務所
  • 省エネ計算:株式会社ベルドクール環境建築設計

施工

  • 株式会社フェイスネットワーク

竣工写真

  • 株式会社イメージグラム

竣工

  • 2025年3月

説明

  • 「根を張るように開き、地に根付く」——周辺環境と調和した居住空間の創出
  • 本計画は、周囲の住宅街との調和を重視し、自然な形で地域に溶け込むことを目指している。
  • 建物は周辺環境に対して開かれた構成となり、各住戸が光や風を十分に取り込むことができるように配置されており、内部空間は、視線の抜けや風の流れを意識し、プライバシーを確保しつつも、開放感をもたらすようにデザインされている。
  • 住まい手は、内部と外部が溶け合う感覚を享受でき、常に自然とのつながりを感じることができる空間が広がっている。
  • 特にバルコニーは隣地との視線干渉を避けるために斜めに配置され、プライバシーを守りながらも、開放感と通風を最大限に取り入れる形になっており、建物のファサードには、この配置がリズム感を与え、陰影の美しい表情を作り出している。
  • 共用廊下にはアート作品を展示し、移動空間をただの通路ではなく、住まい手が日常の中で文化的な触れ合いを感じる場所にしている。
  • これにより、空間の質が向上し、住民にとって特別な体験が生まれるようにしている。アートを通じて、日常的な移動が感覚的な刺激を与える場となり、建築の中での「美しさ」や「発見」が重層的に感じられるようになっている。
  • このプロジェクトは、周囲の環境との調和を最優先にし、住まい手が自然とのつながりを感じながら暮らせる場所を目指している。
  • 建築は、単に「居住空間」を提供するだけでなく、住民にとって、日常的に心地よく、豊かな時間を過ごすための「場」として機能する。
  • このように、建物が地域に「根を張り」、時間と共にその場所に深く馴染んでいくことが、この計画の核心となっている。