FABRIC yoyogikouen

名称

  • FABRIC yoyogikouen

場所

  • 東京都渋谷区

用途

  • 共同住宅(18戸)

構造・規模

  • 壁式RC造・地上3階、地下1階

設計監理

  • 株式会社AE総合計画

施工

  • 森田工業株式会社

竣工写真

  • 有限会社アダボス

竣工

  • 2022年4月

説明

  • 敷地は渋谷区富ヶ谷の交差点南西部に位置し、南側隣地に5mを超える擁壁が存在する崖下地となっている。また、接道している間口約10Mに対して奥行きが25Mほどある東西に長い地形で、第一種低層住居専用地域内という設計・施工泣かせの敷地である。
  • 専有面積の最大確保、コスト、施工性を鑑みながら膨大なスタディを行い、その結果、窓先空地とその避難通路及び主要な出入口となる敷地内通路をすべて兼用させた階段室型のプランが最も合理的であるという解を導いた。
  • このアプローチとなる通路から3カ所の階段室にアクセスし、階段室を中心とした対称住戸を展開させた。断面計画としては、日影規制をクリアして4層を積み上げる為1階は半地下状とし、最上階は勾配屋根を用いたロフト状のメゾネット住戸としている。
  • さらに道路側ユニットのみ高さ制限が緩いため、階段室踊場を玄関とした半階ずらしの構成とし、全体が高密度ながらもエントランスとなる出入口及びそのユニットの最上階住戸は階高が1.5層ある豊かな空間を創り出した。