LEGALAND Biz HARAJUKU
説明
- 計画地は、「ダガヤサンドウ」と呼ばれ、新宿や原宿の一大商業エリアに挟まれた場所で、住宅地でもありながら、アパレルやデザイン関係の事務所が多く進出しているエリア。 近隣には、明治神宮があり、都心の中心部でありながら緑が感じられる雰囲気になっており、周囲の建物はアンティーク調の色合いや形状が目立つ。
- 今後ますます進む雇用形態の変化や就労形態の多様化に対応するべく、ワークライフインテグレーションという言葉をキーワードに新しい働き方、住み方を提案するべくSOHO型の『LEGALAND Biz』の構築を目指した。
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- ①多様な仕上によるファサード表現
- ワーク(職業生活)とライフ(個人生活)の境界線について、あえて境界線を持って切り分けるのではなく、柔軟性や多様性を持って、対応できる空間構成を目指し、アルミスパンドレルやタイル、コンクリート打放し、ジョリパットコテ仕上、塗装等の様々な仕上をファサードに用いて、表現した。
- ②オフィス機能を持ち合わせた共同住宅
- 1階の前面道路側に事務所機能を持った空間を設けて、仕事上の打ち合わせや来客対応について、対応した。また、階高を基準階より上げて設定し、天井にルーバーを施すことで、奥行感や空間の広がりを演出している。
- ③周辺環境との調和及び付加価値の向上
- 建物の配置を道路からあえてセットバックさせることで、圧迫感の軽減や空間の広がりを意図した。明治神宮等の周辺環境にも配慮し、セットバックした空間に緑地を設け、植栽を施すことで、周辺環境との調和及び建物の付加価値や視認性、象徴性の向上を目指した。